Solo Live
       Back           2007.6.25     「Meg Musicライブ ゲスト 」                


 若手のエレクトーン奏者「齋藤恵君」の定例コンサートのゲストで一緒にコラボをしてきた。

 彼は僕がたまに手伝っているオールディーズバンドのキーボードでもある。既に何年か前から一緒にオールディーズでは演奏をしている。若いが腕が確かなのは知っていた。
 また、彼のお父さんがそのバンドのドラマーでもありイベント企画もやっている人で、以前から何かと世話になっている。

 場所は仙台駅前の「フライングハウス」だった。ここはハウンドドッグの育ての親でもある齋藤良さんが経営している。恵君は良さんの甥に当たる。
 この日のお客さんは30人くらいだったと思う。

 エレクトーンというと僕のイメージでは、結婚式やデパートのBGM演奏という観念があった。優しい音、決して派手な楽器ではないというような・・・。

 しかし昨今のエレクトーンは、もう完璧なシンセサイザーだった。上下2段のシンセサイザー、足はぺダルベース、打ち込んだリズムと一緒に演奏すると、もうバンド演奏さながらの音が出る。しかも隣にはコルグのシンセを2台並べ、曲によってうまく使い分けている。
 また、ピアニカというアコースティックな楽器でリードを取る曲も交え、シンセの音だけに偏らないよううまく練られたステージだった。
 その楽曲もなかなかの秀作が揃っていた。メロディに生命力がある。彼が僕を呼んだのは、同じ物を持っている=同じ色を感じるからだったそうだ。
 聞いているとその音楽性には確かに同じ色を感じた。メロディラインが特にそうだ。

 2部のステージ構成で、僕は2部で彼と一緒に3曲ほど演奏した。
 オールディズバンドでよく演奏したベンチャーズの「十番街の殺人」、そして僕のオリジナルの「潮騒」、「友へのレクイエム」だった。
 十番街の殺人は、構成がすっかりベンチャーズと同じだったので、やはりドラムが入らないとしまらない感じだった。しかし他の2曲はなかなか良かった。曲によってシンセの音、ハモンドオルガンの音、生ピアノの音。縦横無尽に操っていた。

 譜面は前もって渡していたが、音合わせは当日の30分くらいのリハだけだった。でも本番では良く絡んでくれた。

 僕は最近アコギの音に慣れっぱなしなので、絡んだキーボードの音がとても新鮮に感じた。彼はセンスもいいし性格も素直だ。

 今回はいい体験をさせてもらった。今度自分のライブでも是非手伝って欲しいと思った。

人の力によって自分の力が倍、いやそれ以上になる。いい意味で予想外のライブだった。
 そういえばこの間Hide'sBarで歌ったとき、パンプキンパイの八木さんにベースをつけてもらったときもそう感じたなあ。
 

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