R&K Live Report 2006.8.12                      BACK                                                                              

R&K 「フロム蔵王ライブ」

「フロム蔵王」で歌ってきた。

ここは、昔からの良きアドバイザーでもあり、気の利いたイベントの先駆者でもある佐々木孝夫さんが管理をしている音楽小屋だ。場所は白石市、蔵王付近にある。

佐々木さんはその昔、毎年仙台でやっていた野外コンサート「エンドレスサマー」のプロデュースもしていた。また、エコロジーにも関心が深い。音楽業界においては一味違う感覚を持った人だ。
また「フロム蔵王」は、山田乳業という会社が出している乳製品のブランド名でもある。

この建物は、その山田乳業所有の牛小屋を改造したもので、ライブやレコーディングなどを時々行っている。以前、息子とキャンプがてらにセンチを見に来たことがあった。

木造の小屋の雰囲気がとてもよく、ザ・バンドのミュージックフロムビッグピンクを髣髴とさせる。そうしたかったのだとは、佐々木さんの弁。内装は彼が手がけたものだ。
ただ、最近回りに養豚業者が来たので、風向きによりその匂いがしてくるらしい。環境が変わってきてちょっと残念だと話していた。

今回のライブは、毎年ここで建築家の仲間同士がそれぞれの家族と一緒にキャンプをしており、食事の後には僕らが演奏するというものだった。去年は映画を上映したが、退屈だったらしい。
中には、遠く京都から来たという人もいた。折からの帰省ラッシュと重なり道路は大渋滞だったと言う。蔵王に着いて、その涼しさに驚いていた。京都は36度だったのに・・・と。

おいしい夕飯をご馳走になった。
それはウニ、ホタテ、ホヤ、鮪の刺身、鰹のタタキ、鯛の塩釜焼きなどなど新鮮な海の幸をメインとした豪勢なものだった。
アウトドア気分のタープとテーブル、そしてランタンをともした野外での食事は特においしく感じる。
こういう雰囲気を嫌いな人は、あまりいないだろうな。ビールをついググッと・・・。

ライブは1時間半ぐらい演奏しただろうか。R&Kのオリジナルに加え、懐かしい曲も交え楽しく歌うことができた。
ビールの酔いも手伝ってノリノリだった。

本当にいい環境で、いいお客さんを相手に歌うことができた。
お恵みのような日だった・・・。