R&K Live Report 2006.5.3                      BACK                                                                              

R&K 白石「清風」ライブVol.2

 白石市にある介護老人保健施設「清風」でライブをしてきた。ここは一昨年に続いて2回目となる。今回も村田町在住の同級生、日本画家の千葉清澄君の働きかけだ。彼は新作を10点ほど書き上げていた。こっちは新作なし。音楽と絵を同列で論じられないが、やる気という面ではちょっと負けているなあ。

 この施設は一昨年7月にオープンしたばかり。
屋上からの眺めが本当に素晴らしい。蔵王連峰と白石の町並みが美しい!
 白石は、小・中学生時代の4年間と大学生の2年間、合計6年間を過ごした町だ。女房も白石出身だし、とかく馴染みがある。転校の多かった僕にとっては、故郷と言っても過言ではない。

 入所している方々は高齢者なので、前回に引き続いて皆なの知っている古い歌謡曲「りんごの歌」、「東京ラプソディ」、唱歌の「ふるさと」、「花」なども交えて歌った。考えてみれば、あまり進歩していない・・。
 前回よりお客さんが多く、満員状態だった。ほとんどが車椅子で、ベットで寝ながら聞いている人もいた。思うように体が動かない人が多いようだった。

 最初はしーんとした雰囲気だったが、やがて不自由な体ながら手拍子をとってくれる人もいたし、一緒に歌ってくれる人もいた。おまけにグループサウンズメドレーを披露して1時間ほどで演奏を終えた。

 全員が要介護認定。健常な体ではないのだ。だから普通やっているようなライブの反応を望むのは到底無理だ。仮に、自分が80才になって介護が必要でこういった施設にいたとしたら、どういうものをやってもらえれば嬉しいんだろう。
 やはり歌なら、ビートルズとかGS、ヒットパレードで流れていたポップス、当時流行っていた流行歌当りだろうなあ。要は青春時代だ。

 喜んでもらうには、もっとアイデアと熱意が必要だなあと感じた。言葉より音楽でぐいぐいと引っ張るということ。