R&K Live Report 2006.5.26                     BACK

「R&K 心うきうきライブ」

仙台出身のシンガー岩渕まこと君とのジョイントライブだった。
彼は、僕らが八木山合奏団を結成した頃からソロで歌っていた音楽仲間だ。また和司君の同級生でもある。
今はキリスト教の洗礼を受けてゴスペルシンガーとして埼玉に居を構え、教会を中心に歌っている。一時期は小坂忠さんとデュオを組んで活動していたが、今はソロが中心だ。たまには気に入った仲間とバンド活動もしているようだ。
彼のホームページには、これまでの音楽活動や私的な思いなどたくさん書かれていて、とても見ごたえがある。文才を含めて多彩な才能を感じる。
2部構成で最初が僕ら、岩渕君には後半をやってもらった。

岩渕君はずっとオリジナルで頑張っている。僕らもそうなのだが、最近はみんなの知っている曲もよく取り上げている。しかし、岩渕君を意識したのだろう、ほとんどオリジナルの構成とした。1曲だけ僕のリクエストでブルースの「Bring it on home to me」を歌った
また初めての試みで、互いに1曲づつソロでも歌った。

こういうライブで一番気になるのは、お客さんの入りだが、岩渕君たちの頑張りもあって40人くらい客が入りほぼ満員状態だった。ホッとした。
知り合いが多かったのでやりやすかった面はあるが、R&Kのステージで一番いい音を出したと思う。落ち着いていた。またお互いソロでやった曲もお客さんには十分伝わったようだ。

岩渕君は、彼を昔から知っているお客も多かったせいか、彼の古いオリジナルを多く歌った。久しぶりに聞く彼の歌声は本当にハートフルと言う言葉がぴったりする。ナイーブな詞は独特の世界を持っている。
ゴスペルシンガーという評価を受けているが、あまりそういう匂いはしない。見事な岩渕まことの世界だった。

最後は一緒に「Mrs.Robinson」など3曲ほど演奏した。和司君が本番になって、カポがないと言い出したり、ペットボトルの水をこぼすなどあわてていた。彼の同級生でもある岩渕君は、ステージ上でお客さんに向かって「昔からそうだった」とからかっていた。昔からか・・・。なるほどなあ、和司君。いい盛り上がりで終わることができた。

まあ、古い音楽仲間とのライブということで、多分に身内的な雰囲気があったことは否めない。ある知り合いからは、エンターティメント性があまり感じられず演出に難ありという厳しいご意見ももらった。
確かにそうだったと思う。今回はオリジナルでいこうと決めて、演出などは考えなかったのだから。
このご意見は次回に生かしたいが、無理にうけようという演出や奇をてらった出し物は、自分らではなくなるのでやっても不自然だろう。やはり音楽で盛り上げたい。

打ち上げには20人以上が集まり、盛大なものとなった。旧知が一堂に会したかのようだった。たまにはこういうのもいいな。
いずれにしてもR&Kは一皮向けた感のあるライブだった