R&K Live Report 2005.9.18                      BACK                                                                              

「第4回ふる里松島海道の旅」

 
R&Kは、以前松島の「げんき友朋」という店で時々ライブをしていたが、そこに時々聞きに来てくれていた地元の郷土歴史家で京野さんという方がいた。今回はその京野さんが企画をした「第4回ふる里松島海道の旅」に参加した。

 この企画は、松島ゆかりの松尾芭蕉が辿った道を一緒に歩いて、最後は芭蕉が松島から見たという満月を一緒に見ましょうというもの。ロマンチック、普段の僕らではあまり縁のない内容。
 僕らR&Kのライブが企画には入っていないが、まあ一緒に歩いてみませんか、そしてどこかで盛り上がった時にお二人で歌ってもらえれば・・ということでノーギャラ、会費を払っての参加。

 何回か打ち合わせをするうちに、船内の食事の後に歌ことになり、PAを持ち出すことになった。だんだんと大掛かりに・・。僕らとともに朗読の森裕子さんという方と会の盛り上げに一役買うことになった。森さんは大変気さくな方で大きな声、いかにも朗読家?らしい。
 当日は昼過ぎに本塩釜駅に集合。首都圏から参加した人も結構いて、総勢は70人くらい。一緒に芭蕉が歩いたという道を解説を聞きながら散策。当日は晴天で、ハイキングには暑いぐらい。
 遠足気分で、塩竃(塩釜)という名のゆかりの地である製塩跡、そして七曲坂、塩竃神社などを見て回った。地元にいながら知らないことがほとんどで、感心することしきりだった。塩竃神社のご祈祷付という念の入れよう。

 演奏があるため皆さんより早めに会を後にして乗船。そしてPAのセッティング。夕食後、芭蕉にまつわる森さんの朗読、潮騒をバックに演奏した。うん、いい感じ。やがて僕らの出番、4曲ほど歌ってインターバル。しかし、進行の段取りが京野さん1人でなかなかうまく運ばない様子。2ステージ目が流れそうになった。しかし和司君の1曲だけでもという熱意で、LOOP1曲を何とか歌うことができた。
どうにか満月も見れて無事下船。

 史跡探索のハイキングは新鮮で楽しかった。しかし演奏の場面ではちょっとお粗末。好意で誘っていただいて、僕らも軽い気持ちで参加した。でも打ち合わせをしていくうちに、結局PAまで持ち込む立派なイベントとなった。しかしそこで数曲では、残念・・。自分らも甘かったなあ。
 こういったイベントは、演奏する側と会を進める側との最大公約数で喜びを見出すのだが、流れが流動的だととても落ち着かない。そこに尽きる。
 だけれどもいろんな人に出会えたし、どこで誰が聞いているか分からない。結果的にはマイナスではなかったと思う。
 打ち上げでは、地元の皆さんの松島に対する熱い想い、そして新しい松島を発信しようとする姿が伝わった。

 R&Kとしても、これから何らかの形で松島の飛躍にかかわっていければと思う。
 京野さん、1人で大変でしたね。本当にご苦労様でした。森さん、和司君そしてうちのカミさんお疲れ様でした・・。