R&K Live Report 2005.9.11                      BACK                                                                              

「15th定禅寺ストリートジャズフェスティバル」

  去年に引き続きR&Kは2度目のジャズフェス。ジャズフェスは仙台が誇れる大音楽祭だと思う。
 出演する側にとっては妙な拘束もないし、自由に好きな音楽をやれる格好の場だ。見るほうも気に入った音楽を聴けばいい。これは本当に素晴らしい。ジャズフェスという名前には抵抗があるという人もいるとは思うがそこは寛大に・・。
 このイベントへの参加者は毎年増え続け、アンプを使うバンド系は誰もが参加できなくなってきているようだ。大きい音は厳しいかも。

 今回は9/11(日曜日)に演奏した。前日の9/10は、相方の和司君がフォークバンド「ミートソース」に参加しているので見に行った。なかなか渋い選曲。PPMと気の効いた日本のフォーク。
 そう、これでいいと思う。ジャズフェスは本当に自分が好きな音楽をやればいいのだ。

 彼のグループを見てから、あちこちはしょりながら聞いて回った。夕方5時頃から雨になり、知り合いのサトロ君がまさに一番町の13ステージで歌うところだった。雨が止みそうで止まない。でも逆に、雨の中でも歌うという姿勢にお客さんは大喜び。彼の歌にも力が入っていた。いいステージだった。でも場所がいいよなあ(笑)。
 僕らR&Kは、ガス局ショールームというちょっと人目にはつきにくい、くじ引きで言えばちょっとハズレ?の場所。でも文句は言えない。静かな空間なのでじっくりと聞いてはもらえそうだ。僕らの前のミュージシャン達は、せっかくの演奏なのにお客はちらほら十数人程度。
 僕らの出番、客がちらほら集まってきた。3曲目の頃には想像以上の人が集まってきた。歌っているうちにお客さんが集まってくるというのは素直に嬉しい。成功だったと思う。

 僕らが終わったら、次のミュージシャンのときには蜂の子を散らしたように人が少なかった。八戸から来たというタック&パティよろしくのデュエットだったがなかなかいい音を出していた。場所がよければもっと沢山の人に聞いてもらえただろうになあ。でも、彼らは楽しそうに演奏していた。場所に文句を言っちゃおしまいだ。決められた場所でお客が少なくても精一杯やる。

 終わってから思った。力を込めたオリジナルもいいが、力を抜いた音楽を気楽に楽しむのもいい。普通のライブとはちょっと違ったもの、そうこれはお祭りなのだ!
 ジャズフェスは、ボランティア、企業の寄付、ミュージシャンの参加料、そしてお客さんの寄付で成り立っている。事務局は目一杯大変だろうが、何とか20回、30回と会を重ねてもらえればと切に願う。継続は力なり。
これからもずっと参加したいお祭りだ。