R&K Live Report 2005.8.14                      BACK                                                                              

「R&K かくだ・ふるさと夏まつり・星まつり」

 角田の夏祭りで歌ってきた。
これは、角田で天神小劇場という石造りのライブハウスを経営している佐藤さんのところへ挨拶に行ったときに、「8/14のお祭りでやってみませんか?」という軽いお誘いから実現した。
 佐藤さんは、市内で老舗の金物屋も経営しており、見たところ柔和なインテリ。以前東京で仕事をしていたが、数年前に戻ってきて家業を継いだという。
 本当はジャズが好きな方ようだが、実際にはクラシック、民俗音楽などを含めたさまざまな分野のしかもハイレベルなミュージシャンを呼んでいる。その志が伺える。
 角田という地方都市でよく頑張っているなあ・・。また、角田の町おこしやアジアの人たちとの交流にも一役買っているようだ。

 さて当日は雲もあったが、夏らしい暑い日差しが降り注いでいた。町の中心部を歩行者天国にしてのお祭り。子供達の鼓笛隊や仙台の七夕踊りを思わせる角田踊り、道路の両側に並んだ出店、そして路上パフォーマンスなど出し物満載。ベトナム、ネパール、モンゴルなどアジアからの留学生たちによる母国の食べ物を食べさせてくれる出店が僕には珍しかった。頂いた餃子、味が濃く本格的な味。また衣装も異国情緒があり良かった。雨が一時降ったが、たいした影響はなかった。前日の13日は土砂降りだったという。ラッキー。

 僕らは2ステージだった。お祭りで野外だし、楽しんでもらえる曲を選んだ。また八木山合奏団のメドレー、そして懐かしのグループサウンズ(GS)、数少ない合奏団のときのCMソングも織り交ぜた。でも、GSはやりなれてないせいもあり、ちょっと不完全燃焼。
 R&Kとして、野外演奏にはだんだん慣れてきた。今回は場の雰囲気をつかみやすかった。エレキギターを使うつもりだったが、本番前にアンプがNGになり残念。

 僕らの演奏場所とはちょっと離れたところで、しぶいフォークソングや懐かしのポップスを歌っているバンドがいた。演奏バランスもよし、コーラスもうまく、なかなかいい音を出していた。それは、以前松島の「げんき友朋」でライブをした時に聴きに来てもらったことのある、手代木さんのバンドだった。THE FREE BIRDSという。終わってから手代木さんに挨拶をした。それにしても落ち着いた味のあるいいバンドだった。
 山元町出身の土生洋一郎さんというソロのシンガーも出ていた。初めて聞かせてもらったが、歌に彼の思いが伝わってきた。がんばれ。

 行く夏を惜しむ角田の夏祭りだった。しかし、お祭りの出し物が何となく変化してきているように思う。路上パフォーマンスがバラエテーに富んでいるし、何よりも質が高くなってきている。
 祭り。表現の原点がそこにあるのかもしれない。お祭りで歌うにはエネルギーがいる。僕らもバシッと決めたい。いい刺激になった。

 佐藤さん、PAの笹木さんお祭りの関係者の方々、お世話になりました。有難うございました。