R&K Live Report 2005.7.9                      BACK                                                                              

「R&K クララボーライブ」

 仙台市泉区、あの観音様の近くにある「クララボー」という店でライブをしてきた。ここはジャンルにこだわらずいろんな人のライブを時々催している。普段はカラオケを主体に営業しており、比較的年配の方々が集っているようだ。マスターの須田さんはとても若々しく、シャンソンが上手な方。
 R&Kは今年の5月に泉区内で配られている情報誌「ZONE」で大きく取り上げてもらった。それを見たお店のマスターが僕らを呼んでくれたのだ。

当日はあいにくの小雨だったが、30人位の人が集まってくれた。ただ、僕らより年上の方がほとんどで、中には75歳という方もいた。入ってくる人を見るたびに和司君と顔を見あわせ「・・・」いった具合。「これは難しいかも・・」とひそかに感じた。
 マスターからのR&Kの紹介で演奏が始まった。予定通りまずは景気良く「19’sブギ」から。年配の方にどうかと思ったが、それなりに拍手をもらった。

 今回は途中に、自分らのマイ・フェバリットソングを演奏した。
 僕は中一の時に初めて見た芸能人が森進一で、プロの生演奏に衝撃を受けたこと。そして小5の時、ベンチャーズの「十番街の殺人」を聴いて衝撃を受けたこと、大学で所属していたしたクラブに、クラプトンの完全コピーをしている同級生がいて、そのことに大きな衝撃を受け本気でギターをやろうと思ったことなどを話した。そして「十番街の殺人」をアコギで披露した。
 一方、和司君は中学時代の友達がギターを持っていて「禁じられた遊び」を弾くのを見てギターに興味が沸いたこと、フォーク・クルセダーズの「イムジン川」で大きな衝撃を受けたことを話し、そのイムジン川を披露した。
 このマイ・フェバリットソングの披露こからお客と交流が持てたように思う。

 演奏が終わり、アンコールをもらった。リクエストがあるということなので曲名を聞くと、GSだったり聞いたことのない演歌だったりと、なかなかのリクエス・・。
 中新田で以前ライブハウスを経営していたという音楽通の人が来ていて、高田渡が歌う「私の青空」をリクエストされたが、残念ながらできなかった。結局「思い出の渚」、「スタンド・バイ・ミー」、最後はオリジナルの「くるみの木の妖精」で締めた。「私の青空」は個人的に好きな曲なので今度覚えよう。

 終わってほっと一息ついていたら、あっという間にカラオケ大会の開始!みんな歌が大好きなようだ。自分らの演奏が終わるや否やカラオケかあ、お店の性格上仕方ないのだろうが初めての体験だった。

 オリジナルじゃなくてもいいからお客を楽しませ、そして自分らも楽しむ。そしていい場面でオリジナルをがっちりと歌う、というのもありなんだと思った。要はケースバイケースだ。いつも思うが、恵まれた場ばかりではない。臨機応変にステージを進めないといけない。そういう条件のもとで僕らは活動している。残念ながら毎回がジャズフェスではないのだ。
でもここにきて、人を楽しませるすべが少しづつ見えてきた気がする。

 呼んでいただいてマスター、ママさん有難うございました。楽しい夜でした。感謝しています!