R&K Live Report 2005.5.3(1)                      BACK                                                                              

「R&K 新緑・茶・席〜杜の都へようこそ!」

 四季を通じて行なわれる、仙台のお祭りを紹介するイベントで演奏してきた。場所は仙台の「メディアテーク」。今年のジャズフェスのプレビューという趣旨だった。
 ジャズフェス定禅寺ストリートジャズフェスティバル)はすっかり仙台のお祭りとして定着した感がある。そういえば、去年もここでジャズフェスの紹介イベントで演奏している。

 僕らを含めて、3グループの出演だった。最後に出演したのは時々ご一緒させてもらっている「高橋泉」さんのグループだったが、この日は夕方にもう1つ仕事があり、彼女のステージは見れなかった。残念だった。また最初に演奏した「すみれ」さんは、知り合いの娘さんだった。張り切って歌っていた。
 
 この日は快晴、とても爽やかな日だった。会場の前は定禅寺通り、ケヤキ並木からこぼれる光がやわらかだった。

 会場は街中にあり、連休のせいか混んでなくて空席が目立った。やはり連休は郊外へ出かけるのだろうか。それでも、立ち止まって客席で耳を傾けてくれた方が30〜40人くらいいた。また会場は、オープンカフェや本屋さんなどのお店もあるので、結果的にはもっとたくさんの方が聴いていたと思う。
4 0分ほど演奏したが、演奏中にすっと席を立つ人を何人か見た。用事があって席を立ったのかもしれないが、これは心理的にちょっときつい。その昔、八木山合奏団がデパートなどで演奏しているとき、こういうことがよくあった。当時を思い出した。
 音楽は嗜好がはっきりとあるので仕方がない。またそれとは逆に、人の集まってくる曲もあった。曲は適材適所的な面が多々ある。うるさいところで静かな曲をやっても、伝わらない。選曲や出し物の重要性を改めて感じた。
 でも、トータル的にまだまだお客を惹きつける魅力に欠けている。「話ではなくて、音楽でもっともっと惹きつけたい!」。そう強く思って会場を後にした。