R&K Live Report 2005.4.18                      BACK                                                                              

「R&K 東京ライブその2 マルディグラ」

 ライブ2日目。

 興奮していたせいだろうか、朝早く目を覚ました。ここへ来た時もそうだったが、この日の朝も快晴そのものだった。
 ライブは夜だし、まだだいぶ時間があったので、和司を誘って上野の博物館に出かけた。途中、高田馬場駅近くのマックで朝食を取った。こいうところで中年男2人が朝食をとるというのは、早々あることではないな。不思議な気分。窓越しに見える通リの風景は、普通なのだが妙に印象に残っている。

 山手線に乗って上野到着。しかし、上野公園の人が妙に少ないのに気付いた。嫌な予感が的中。博物館は休館日だった。ならば動物園は?と・・。こちらも休み。そう、上野公園にある施設は、月曜日は全て休みなのだ。残念・・・。
公園内のブルーシートが目立っていた。一昨年来たときより、あちらこちらに増えていた。悩める日本の姿がここにあるのか。
 時間がたっぷりあったので気を取り直し、それでは楽器屋を回ろうということになった。本屋に立ち寄り、音楽の雑誌から楽器屋の情報を得て、御茶ノ水方面へと向かった。
 いろいろな楽器店があったが、主にアコースティックギターを扱っている店を見て回った。さすがに圧倒的に品数が多く、いいものがある。また個性的な店もあるし、ギターを買うならやはり東京かと思った。
 この界隈は大学が多いようで、特に日本大学の校舎には圧倒された。これが校舎か。

 ライブもあるので少し早めに「そらま」に戻り、富安さんを乗せて、世田谷の「マルディグラ」に向かった。
 前日の高田馬場界隈は下町っぽかったが、この周辺は静かな住宅街のムード。小さな店も目だった。
 HPから打ち出した地図を片手に店を探したが、中々見つからなかった。途中、何人かの人に道を尋ねたが、みんな親切に教えてくれた。東京は親切な人が多いようだ。固定概念を反省。
 小一時間ほど車でうろうろとしただろうか、何とか店を探し当てた。
ビルの階段を下りると、「マルディグラ」があった。仙台にあるライブハウス「ヘブン」に似た雰囲気があった。落ち着いた感じの店で、マスターは優しい方だった。
 楽器を下ろしてから車を駐車場に入れたが、何と20分200円。マスターが安い駐車場を教えてくれたので、すぐにそちらに移動した。場所にもよるのだろうが、やはり仙台よりは駐車場がかなり高い。

 一息ついてからリハをしたが、音が良かった。「おお、今日はいい演奏ができそうだぞ」と感じた。
そんな思いでいたら、とても懐かしい顔が現れた。それは、八木山合奏団がクラウン時代に大変にお世話になったディレクターのM氏だった。また、当時僕らの歌詞を書いてくれていたO氏も来てくれた。一瞬あの頃にタイムスリップでもしたかのようだった。これで弾みがついたようだ。

 1部は僕らR&K.。お客は十数人。
 1曲目は「くるみの木の妖精」。いいスタートを切った。最後は富安さんにパーカスで参加してもらい、自然と盛り上がった。昨日とは変わって自然体で、しかものってやれたし、お客さんの感触を感じ取れた。「そう、この感じなんだ!」と、十分納得してステージを終えることができた。僕らの演奏としてもベスト3に入る出来だったと思う。昨日の初日を終え、やはり精神的にリラックスしていたのだろう。

 安堵感を感じながら、2部の富安さんのステージを見せてもらった。
そしたら昨夜に引き続いて再び「ガーン!」。
今回は、他に2人のアーテイストを携えての演奏だった。それもバイオリンとパーカッション。この人たちの演奏が相当にうまかった。思わずうなってしまった。これが東京か・・。
 富安さんのいい所が100%でていた。見ていて、思わず引き込まれた。ソロの富安さんも良かった。
 このお2人、バイオリンは亜矢さん、パーカッションは哲也さんという。聞いたら、そうそうたるミュージシャンと活動している、ばりばりのプロミュージシャンだった。ここでも東京という現実を感じた。
2人はギャラがないのに快く、来てくれたそうだ。こういう人を仲間に持つ富安さんに脱帽。
いろいろ話を聞いたら、富安さんはかなり人生経験が豊富な方のようだ。その人生経験が、人とのつながり、ステージに現れていた。さらにこれからの音楽とのかかわり方、演奏の場の広げ方などにもしっかりとしたものを感じた。共感できることが多かった。

 皆さんも機会があったら、是非一度富安さんのステージを見てください。決して損はしません!
今年の年末には彼とのライブを考えている。

 短い2日間だったが、僕らにとってはとても内容が濃かった。いい体験をさせてもらった。
 人とのつながりというものが必ずそこにはある。ひょっとして、それがすべてなのかもしれなと帰りの車中で強く思った。
 もっともっといろんな場所で演奏して、沢山の人とつながりを持てたらと思わずにはいられない。こういう体験ができる音楽活動は、かけがえのないもので心から素晴らしいものだと思う。

 僕らにはまだまだ課題はある。それをすこしづつ克服して、また行くぞ東京!
 最後に、2日間ライブを見に来てくれた方々、「そらま」と「マルディグラ」の方々、さとみさん、sekihanさん、下河さん、松井さん、大沢さん、兄貴、そして富安さん、本当にありがとう!

相方の和司君もお疲れ様でした。共にがんばろう!