R&K Live Report 2005.10.1                      BACK                                                                              

「全国難病センター緊急大会in仙台 R&Kミニライブ」

 全国からさまざまな難病を抱える人たちの集まりがあり、その懇親会で歌って来た。昔からお付き合いをさせてもらっている「ありのまま舎」の白江さんから数日前に頼まれての急な話だった。
 車椅子の人が多いのだろうな、と勝手に思い込んでいたが、会場についてみると健常者と変わらない人がほとんどだった。上品な会合にも思えた。見ただけでは人は分からないものだ。
 来られた方たちはみんな重いものを背っているのだろうが、僕はあまりそのようには見えなかった。一緒にいた時間が短かかったので、勝手にそう思ってしまったのだろうか。自分が逆の立場だったら果たしてどうなのだろう・・。

 リハはなし、しかもホテル備え付けの怪しいPA。マイクのセッティングもぶっつけ本番。でも気負うことなく、いつもどおり歌った。せっかくなので「ありのまま舎」の代表である山田富谷さんの弟、山田秀人さん(故人、詩人)の詩に曲をつけたものを中心に構成した。
 秀人さんとは八木山合奏団時代に彼の詩に曲をつけるなどをして付き合いをさせてもらっていた。もう20年以上も前の話だ。とても素晴らしい詩を残している。「僕は船乗りになろう」は代表作かもしれない。

 曲の選定について当初慎重に考えた。でも、難病の人と意識することなく、あえて普段どおりLOOPを歌った。この曲は、とどのつまりは人は死んで宇宙に帰っていくという、なかなか重いテーマ。でもやってよかったと思う。普通に接するのが正しいと感じた。

 また言うが、本当に普通の元気そうな人に見えた。でもそのように見えたのが良いのか悪いのか分からない感情が湧いた。見ただけで判断してしまうのは怖い。またMCもどうだったのだろうか・・。気になるところだ。