R&K Live Report 2004.9.3                      BACK                                                                              

「R&K 白石「清風」ライブ」

 白石にある介護老人保健施設「清風」でライブをしてきた。今回も村田町在住の同級生、日本画家の千葉清澄君の働きかけだ。
 彼の父は著名な日本画家で、その親父さんが生前画いた「上海」という素晴らしい作品がロビーに飾られていた。自転車をモチーフにしたとても印象的な画だった。

 施設は今年の7月にオープンしたばかりで、僕の中の介護老人施設というイメージはなく、さわやかな印象を受けた

 白石は、小・中学生時代の4年間と大学生の2年間、親父の転勤の都合で過ごした町だ。女房も白石出身だし、とかく馴染みのある町だ。転勤の多かった僕には、故郷と言っても過言ではない。

 介護老人施設で演奏するのは最初だし、入所している方は高齢者が多いので、それなりに皆なの知っている古い歌謡曲「りんごの歌」、「東京ラプソディ」それと「上を向いて歩こう」、そして「ふるさと」などの唱歌も用意していった。
 やる前は果たして大丈夫かなと思っていたが、無駄な心配だった。しかし、始まってしまえば、ちゃんと聞いてくれていたし、皆の知っている歌になったら、多くの人が声高々に歌ってくれた。出ない声を無理に振り絞って歌ってくれた爺さんもいた。懐かしかったのだろうな・・。若いときは誰にもあるものね。

 うーん、歌って元気の素なのだな。
 ロービーから帰る時に笑顔の人が多かった。一瞬でもいいから元気が出てもらえたら嬉しい。車椅子のおばあさんから、「とってもよかったよ」といわれたときは、やはり嬉しかった。

 音楽にはいろんな伝え方がある。老人施設で歌うというのも立派な活動のひとつなんだ、思いを新たにした日だった。

 でも純然たるボランティアではなかった。
 こういった機会が今後もあるだろう。ボランティアを求められたとき、いつもニコニコでやれるのか?と自分に問うてみた。うーん、信念と財力がないとボランティアは厳しいぞ。