R&K Live Report 2004.10.30                      BACK                                                                              

「R&K AKIRAとジョイントライブ」

 当日は、夕方5時に会場である「太白区民センター展示ホール」に入った。ここは仙台市長町にある「たいはっくる」という大きな公共施設の中にある。本番は夜の7時からなのだが、大きなイベントがあるときは朝から落ち着かないものだ。
 建物はまだ新しく立派で、演奏する展示ホールは丁度よい大きさでいい印象だった。会場に入ったら、PAの人が一人で黙々と作業していて後は誰もいなくって何だかシーンとした静けさがあった。和司の「チケット全然売れなかったやー・・」というセリフが気になり、お客さんは入るのかなあという不安がよぎった。でもいまさら心配してもしょうがない。

 もう片方の出演者の「亜KIRA」君は同じ歳、脱サラして今年デビューしたシンガーソングライターだ。高校生の頃から音楽活動をしていて、しっかりとした歌唱力には定評がある。僕らと同じようにくアコースティックギターを持って歌うのだが、トラッドなアメリカンフォークがベースにあり、タイプは違うと感じる。柔和でとても気がつく優しい人だ。でも、芯は強そうだ。メガネがヨン様?

 軽くリハをやって、7時からの本番に臨んだ。実際のお客さんの数は40人くらいだったが、馴染みの顔が多い。もっと人が入ると思ったのだが・・・。現実をかみ締めた。しかし精一杯やるだけだ!
 亜KIRA君が最初の出番だったが、直前に急に腹が痛いとい言い出した。本人は「大丈夫です」といっていたが、少し緊張が走った。しかし彼の知り合いの人が背中を指圧してくれたら痛みは治まったようだ。本番前は誰でも緊張するよなあ。いざ始まったら、彼はさっきの事が何もなかったかのように安定感のあるステージを披露した。MCもスムースだった。根性はプロだなあ。

 さて、いよいよR&Kだ。この頃曲順の構成では頭を使う。まずは伝えたい曲をやる。そして起承転結を考える。
 その結果、一発目はノリがあって元気のいい「19’sブギ」から入った。調子よかった。次はぐっとカラーを変えて和司の10代の頃の作品、「朝の街」と続いた。ソロでやっていたときの曲、「我が愛しの故郷」を歌った。この曲には最近力が入る。あっという間に予定の1時間を迎えた。ラストはしっとりと「予感」で締めた。全部で13曲演奏した。

 結構充実感があった。終わってからCDも何枚か出て、来てくれた旧知の知人といろいろ雑談をした。ここがよかったなどと話を聞かせてもらって、9時半過ぎに会場を後にした。おおむね評判は悪くなかった。
 やはり「LOOP」がいいという人が多かった。

和司が最近喉の調子を崩していて、本調子ではない。早くよくなってもらいたい。何かあると結構気にする性質なのでもっと気楽さが欲しいと思うのだが・・。
 翌日はTBCラジオの「ウォークラリー」があり、朝早い集合なのですーっと帰路に着いた。
 終わってみるとあっという間だ。まるで打ち上げ花火だ。浸っても、時はどんどん過ぎていく。さて、まだまだ歌っていかないとなあ。

 企画の斉藤治さん、大変にお世話になりました。亜KIRA、また何かやりましょう。
 放っておいても勝手にお客さんが来てくれるようなミュージシャンにならないとなあとマジで思った・・。