Bike History
 
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18才で原付を取得し、通学や街乗りで次第に楽しさを覚える。その後すぐに小型二輪を取得。26才で中型二輪、46才で大型二輪を取得する。
 
バイクの好みはどうしてもオフ系となり、ヤマハAT125、DT125(空冷)、XT250を乗り継ぐ。やがて仲間の影響でトライアルをかじり、TL125やTLR200などで地元 の大会などに出る。しかし内容が次第にハードになりきついと思うようになる。子どの誕生や当時の生活苦も重なりついにバイクを売ってしまう。哀れに思ったのか仲間のTさんが、乗っていた250ccのアメリカンをただで譲ってくれたので3年間ほどこれに乗る。しかし、部品の盗難にあい、間もなく廃車となってしまう。
 3年以上バイクを遠ざかるがやはりバイクが恋しくなり、近所のバイク屋さんを探して中古のXLR250を手に入れる。久々に走ってみると、その感覚に「やはりバイクはいいなぁ・・」と喜びをかみしめる。
 そんな時M君と一緒に仕事をするようになった。その彼はなんと大のバイク好きだった。それまではオンロードのみで、ナナハンでカッ飛ばしていたようだが、それをヤマハのレイドに乗り換えた。「しめた!」とそれをいいことに彼をあちこちのダートに連れ出したら、彼は完全にオフに目覚めてしまう。
 昭文社の「ツーリングマップル」にのっている東北各地の林道を一緒に走り回るようになり、やがてそれでは飽き足らずに1/5万地形図で近所の林道(黒実線で示されている細い道)を探して走り回るようになる。また仕事が山の調査関係のため、現場にもよくバイクで行くようになった。
 一緒にあちこちを走ったM君だったが、2003年に彼は仙台を離れ今は関西で仕事をしている。彼のことだから、あちらで獣道開拓に燃えているのだろう。
 以前から憧れのビッグシングルにどうしても乗りたくなり、46才になって教習所通いをして大型二輪を取得。いろいろ検討した結果、国産ビッグシングルの逆車XR650(DK仕様)に決定。大満足のバイクであった。
 しかしどうしてもこれ一台では好きなトレッキングは苦しい。そこで旧国産トレッキングバイクのホンダTLM220を中古で購入した。 そしてしばらくして、XR650は自分にとって無用の長物となり、結局は250ccに落ち着いた。水冷4スト、カワサキKLX250とTLM220と乗った後、またシェルパに舞戻った。同じバイクに乗るのは2回目だ。ということは、自分に合っているのだろう。

最近は、のんびりとした旅もいいなあと思っている。

機   種 スペック

乗っていた時期

わがままインプレッション
1.ホンダSS50

空冷4サイクル単気筒OHC
6.0ps/11,000rpm
0.4kgm/10,000rpm
最高速度95km/h
乾燥車重68kg

1973年 ホンダの原付ロードモデル。高3の冬、15,000km走ったものを友人から1万円で譲ってもらう。初めてのバイクなので当初は大満足。しかし、慣れてくると坂道でのスピード低下が気になり、加速も物足りないと思うようになる。名前のスーパースポーツのとおり、平坦地では粘ると95km/hくらいスピードが出た。原付のパワー不足を感じ、小型二輪を取得。大学に入学してすぐにこのバイクでネズミ捕りにあい、29km/hオーバーで免停。ショック・・・。未成年なので家裁まで行く。ガーン。当時の写真がないので、写真は別物。

2.ヤマAT125

空冷2サイクル単気筒
13.0ps/7,000rpm
1.38kgm/6,000rpm

乾燥車重96kg

1973年〜1975年 程度のよい中古を8万円で購入。加速がよく、すぐにスピードが80km/hに達するのに驚く。調子がよく、あちらこちら乗り回した。近くの蔵王エコーラインで無謀にも二人乗りをしてステップをガリガリこすりながらコーナリング中に転倒。幸いにしてバイクも人間もかすり傷程度だったが後で怖くなった・・・。仙台〜日光ツーリング中途中で何度かエンストする。一緒に行った友人がみなハスラー250だったので、125だからエンジンが焼けたのだろうということだった。プラグを抜き5分ほど休憩するとまたエンジンがかかった。なんとなく小型二輪の悲しさを感じてしまう。この頃に普通免許を取得。車が楽しくなり一時的にバイクを離れてしまう。当時の写真がないので、写真は別物。

3.ホンダバイアルスTL125

空冷4サイクル単気筒OHC122cc
8.0ps/8,000rpm
0.83kgm/4,000rpm
乾燥重量95kg

1977年〜1978年 バンドメンバーのT氏がこのバイクに乗っていて、トライアル車のデザインがかっこいいと思い再びバイクに復帰する。幅の広いハンドル,バックステップ、一人乗り、極端な低速仕様のエンジン等など斬新だった。しかし格好は好きだがトライアルをしなかった当時は街中オンリーでは乗りづらく、一年ほどで手放した。
4.ホンダスーパーカブ゙70

不明
恐らく1960年代末から1970年台初頭のもの

1978年 写真はC90で別物。バイアルスを乗っているとき、年式不明の70ccの中古をもらい乗り回すが、回しすぎかエンジンが壊れて8ヶ月ほどで廃車。3速ロータリー、燃費のよさ、泥よけ装備など新鮮だった。足代わりではかなうものがない。さすが世界のスーパーカブ。今でも90を欲しいと思っています。
5.ヤマハミニトレールGT80

空冷2サイクル単気筒 72cc
6.0ps/7,000rpm
0.45kg-m/6,000rpm
乾燥重量:64kg

1978年〜1981年

格好はDT250の小型版。バイク屋さんのものを試乗してみて気に入り、バイアルスを下取りに出して購入。
見た目よりかなりパワー感があった。車の流れにはスムースに乗れたし、友達のSR400(ただし二人乗り)と80km/h位まで加速は同等だった。ひょいひょいと取り回しが楽だったが、長距離はきつかった。ちょい乗りが多かった。走っていると何度かスーッとパトカーが寄ってきたのを記憶している。おそらく原付と思ったのだろう。全く同じ形でGT-50があった。

6.ヤマハDT125M

空冷2サイクル単気筒
14.0ps/7,000rpm
1.48kgm/6,000rpm
乾燥車重99kg

1981年 以前乗っていたAT-125の後継機種。モノサスを装備し、若干パワーアップ。まだ小型二輪免許だったの250は買えずこれを購入。後輪サスは乗り心地に大きく貢献したが、車体は大柄でエンジンはピーキーさを感じた。友達のエルシノア125に似ていた。AT-125の印象が強すぎたのか買ってはみたもののあまりピンとこないマシーンだった。
7.ヤマハXT250

空冷4サイクル単気筒
21.0ps/7,500rpm
2.0kgm/6,500rpm
乾燥車重114kg

1981年〜1982年 念願の中型免許を試験場で、3度目で合格。早速バイク選びとなるが、当時4スト単気筒はKL-250、XL-250それに後発のこのXT-250だった。スズキのDR250が欲しかったが、なかなか発売されず痺れを切らしてこのマシーンを購入。前輪21インチ、モノサス、それとデザインにひかれた。スリムでエンジンがよく回り、峠とかツーリングは楽しかった。でも期待の単気筒のドコドコ感は少なく、友人のXL-250のほうが低速は安定していた。また獣道などで低速走行が続くと「プスッ」とエンストする事が多く、再始動には手こずった。
8.ホンダイーハトーブTL125

空冷4スト単気筒124cc
8.5ps/8,000rpm
0.83kgm
/4,000rpm
タンク容量:4.5L
乾燥重量95kg


1982年〜1983年 XTで覚えた獣道探索が250じゃ重いということで、イーハトーブに車種を変更。以前乗っていたTL125の復刻版である。近場の道なき道を走るが、それにはどうしてもトライアルのテクニックが必要となり練習する。仲間がトライアル好きな人が多くなった。125のパワー不足を感じ、170ccキットでボアアップをする。地元の大会などに出たりして次第にライアルにはまる。タバコを吸うと体力が落ちると知り、それまで吸っていたタバコをきっぱりとやめた。この頃は本気でトライアルをやろうとしていた。ちなみに今もタバコは吸わない。
9.ホンダTLR200
空冷4スト単気筒194cc
12.0ps/6,500rpm 1.6
gm/4,000rpm
6速
乾燥重量90kg
1983年〜1985年

イーハトーブでは物足りなさを感じ、発売したての公道走行可能な本格的トライアルマシーンTLR200を購入。スプロケットなどを変更し、トライアルの練習に明け暮れる。パワーがありすぐにフロントアップが出来たし、車高が高いためステアケースも楽だった。馬力はないが、トルクがあるため街中も楽だったし、300km位のツーリングなら尻が痛くなるが何とか走れた。今のトラ車では考えられない。
次第にトライアルの課題がきつくなり、「こんなのをやるのか・・・これではついていけない」と感じ練習から遠ざかるようになる。また子供が生まれてカミさんが仕事をやめたため、音楽だけでの収入ではきつくなり、やがてマシーンを売ることになってしまう。

10.ホンダスーパーカブ90

不明
ウインカーのレンズから判断すると恐らく1970年台初期のもの

1985年 バンドメンバーの親戚の形見ということで古いカブの90をもらう。乗って間もなく壊れてしまい残念ながらインプレがでてこない。
11.ヤマハXS250スペシャル

空冷4サイクル2気筒OHC 
248cc
25ps/9,500rpm
1.9kgm/8,500rpm
重量?kg

1986年〜1990年

知人からもらい受けたもの。10年近く経っていたが調子がよかった。初めての2気筒エンジン、しかもアメリカンで新鮮だった。オフばかりを乗っていたせいか、コーナリング時のハンドリングに多少不自然さを感じた。400ccの車体に250ccを乗せたものなので、加速はお世辞にもいいとはいえないが、走り出すと安定感があった。また足つき性がよく楽チンだった。気に入ったバイクだったが、自宅の駐輪場でライトなど部品の盗難にあいがっくり。廃車にしようとしたら欲しいという知人がいたのであげた。
これから数年間バイクからは遠ざかってします。写真は別物。

12.ホンダXLR250

空冷4サイクル単気筒OHC 249cc
28ps/8,500rpm
2.5kgm/7,500rpm
重量114kg
バッテリーレス

1994年〜1997年 3年間ほどバイクなしでいたが、やはりオフバイクを見るたびに「いいなぁ」と思うようになる。たまらずバイク探し。14,000km走ったXLRを見つけ購入する。オフに乗るのは9年ぶりで、久々に林道を走るとそのサスペンションのよさに驚く。多少のダートでは座っていても暴れずに安定感があった。中古のためかエンジンのパワーが感じられずエンジンをばらし、思い込みでピストンリングを交換する。でも思ったほどの効果はなかった。このためにさまざまな工具を買ってしまった。後にシェルパを買う時下に出すので調べてもらったら、どうもキャブの調子が悪かったようだ。3年ほど所有するが走行距離はわずか3,000km程度。バイクに消極的な時期だった。写真は別物。
13.カワサキスーパーシェルパ

空冷サイクル単気筒DOHC 249cc
26ps/8,000rpm
2.6kgm/6,500rpm
重量107kg

1997年〜1999年 ガルル誌ででシェルパ、セロー、SL230の記事を読み、小柄な車体ながら250ccのエンジンを持つシェルパに強く惹かれる。比較検討をして早速注文する。XLRから比べるとはるかに小柄で、林道ではふらふらする感じで「チョイスは失敗したか・・・」と思った。しかし獣道に入ると俄然強さを発揮した。足つき性はよく、ハンドルも切れ角が大きく、またステップはバックステップ、さらにセルは斜面などでのエンストでも再始動が楽で感激した。とにかく安心感のあるマシーンだった。舗装路でも軽快で、ワインディングロードでは車体の軽さ、軽いハンドリングで快適そのもの。さらにパワーのあるDOHCエンジンは高速道路でも振動が少なく快適だった。バイクの特性にも慣れたら林道でも結構飛ばすようになった。グリップヒーターを装備し年中乗っていた。ランツァに乗り換えるまで西日本・北海道も含めて30,000km近くを走った。初のカワサキ車だった。
14.ヤマハランツァ

水冷2サイクル単気筒
40ps/8,500rpm
3.7kgm/7,500rpm
車重114kg

1999年〜2000年 2000年で2ストが規制され、もう乗れなくなるということで慌てて2ストマシーンを探す。CRM、KDX220の対抗馬があったが装備がよく乗りやすそうなランツァに決める。サスペンションがしっかりしていてその気にさせてくれるのだが、4ストに乗りなれていたためなかなか慣れなかった。獣道では、シェルパでは楽に登れたような斜面でリヤが滑り出すことが多かった。結局自分には向いていないマシーンだった。ストリートはやけに早かった。3,000km位でセローに乗り換えた。
15.ヤマハセロ−225WE

空冷4サイクル単気筒OHC 223cc
20ps/8,000rpm
1.9kgm/7,000rpm
車重106kg

2000年〜2001年 ランツァが自分には乗りづらいマシーンだなと思っていたら、4ストも排ガス規制の対象で現行車も何らかの対策が取られるということを知る。やはりシェルパのようなマシーンが自分には向いているということを自覚し、これを機に以前から一度は乗ってみたかったセローを購入する。印象は雑誌に書いてある通りで、タタタタと静かでよく粘るエンジンだった。最低地上高もあるので、トレッキングは安心感が強かった。ステップが小さいのですぐにワイドステップに交換し、マフラーもFMFに交換した。結構サスがしっかりしていて、林道にも強いマシーンだった。気に入っていたのだが、XR650の下取り車となってしまう。持っていればよかったと後悔している。写真は別物。
16.ホンダXR650R

水冷4サイクル単気筒
61.2ps/7,000rpm
6.5kgm/6,000rpm
車重137kg
バッテリーレス

2001年〜2002年

どうしてもビッグシングルに乗ってみたくなり、どうせ乗るならということでレーサーさながらのXRに決定。しかし半端なマシーンではなかった。シート高が940mm。両足では爪先立ち。セルなしのキックのみ。ニュートラルランプもメインキーもなし。暗いライト。中々エンジンがかけられず当初は泣かされた。「まずい!失敗だったか・・・」と本気で思った。でもいざエンジンがかかり走り出すとそこはもう大排気量マシーンの別世界を味わうことになる。アクセルをぐっと開けると凄まじいばかりの加速、2速でもスーッとフロントが浮いてくる。林道ではたちまち危ないスピード領域に達した。H4ライトとジェネレータ強化、ビッグタンク装着、静かなサイレンサーに交換などして林道・九州・四国それに北海道を走った。しかしある日林道で、猛烈に速いWR250FとYZ250の二人組みに会いその速さに強烈なショックを受けた。林道・獣道を一緒に走ったが650ccという排気量は山ではほとんど必要ないんだと改めて感じた。今まで乗った中で一番強烈なマシーンだった。

17.ホンダTLM220

空冷2サイクル単気筒
13.0ps/5,500rpm
2.0kgm/3,500rpm
乾燥車重90kg

2002年〜2004年 ヤフーのオークションで購入したもの。15年くらい前のマシーンでトライアルをやっていた形跡があり、タイヤも古かったのでいろいろと整備をした。以前TLR200に乗っていたので違和感はなかったが、今のトライアルマシーンとは明らかに違う。非力な空冷2ストはノスタルジックで捨てがたく、味のあるマシーンだった。一度トライアルとエンデューロが一緒になった草レースにこのバイクで出たが、シートに座れずに殆どがスタンディングで相当に疲れた。なんだかんだと最近まで一番乗ることが多かったが、KLXがオシャカになったのでその不足分を補うための下取りとなってしまった。
18.カワサキKLX250

水冷4サイクル単気筒DOHC
29ps/9,000rpm
2.5kgm/7,000rpm
車重117kg

2002年〜2004年 R650Rの後がま。やはり自分には250ccクラスがあっていると思い、WR250Fとまではいかないが、国産トレール250cc唯一の水冷4サイクルでポテンシャルの高いKLXに決めた。以前スーパーシェルパに乗っていて、カワサキの信頼性の高さも後押しした。ポジションがぴったりで、倒立サスは飛ばしても安定していても乗りやすい。言われているほど低速も悪くないと思う。距離が伸びていないのでまだわからない部分もある。ハンドルをステルス、エキパイを太めのラフ&ロードにし、サイレンサーをスーパートラップに交換、またノロジーホットワイヤーを装着した。あとはギヤが獣道では高めなのでもう少し低めにしようと思う。オンも乗りやすく安定している。燃費が30km/L以上走るときが多いので驚く。
2004年5月、息子が運転中に飛び出してきた車に追突されフレームにひびが入りオシャカになる。本人は軽症で済んだのが幸いだった。さよならKLX君。
19.カワサキスーパーシェルパ
空冷サイクル単気筒DOHC 249cc
26ps/8,000rpm
2.4kgm/6,500rpm
車重111kg
2004年 KLXがオシャカになってバイク選びに悩んだが、自分の乗り方を考えたら結局このシェルパになった。
以前3万キロも乗ったことのあるバイクなので、全く不安がない。

排ガス対策でトルクが若干下がり、重量も増えたようだ。獣道ではこの差が微妙に出るんだろか。ノーマルではちょっときつそうだ。
でもツーリングも楽にできるのがこのバイクのいいところだ。完成度は高い。

この満足感が続きますように・・